高山失語症サロン『赤かぶサロン』発足
皆さま、こんにちは!
岐阜県失語症者向け意思疎通支援事業では、個人の方への外出同行支援と、失語症の方々が集う「失語症友の会」などへの支援者派遣を主なサービスとしています。
2020年からのコロナショックで、多くの団体活動がストップを余儀なくされました。合わせて、ボランティアさんの高齢化や、そもそも、そうしたボランティアさんへの負担が大きかったことも重なり、活動を再開できなまま解散となってしまう事も少なくありませんでした。
高山市の失語症友の会「こだまの会」も同様で、集う場所を大切にしたい思いとは裏腹に、負担増などで活動が継続できないという事になってしまいました。
2025年1月11日。雪に覆われた高山にて、「こだまの会」解散式にお邪魔してきました。





懐かしい思い出を語らいつつ、涙ながらに様々な思いを聞かせてくださいました。
失語症は、「聴く」「話す」「読む」「書く」といった、ことばを扱う能力にトラブルが起こる症状ですが、ことば(=コミュニケーション)が困難になることで、社会に入っていく事をためらったり、怖くなってしまうという大きな弊害も生み出します。
「相手に変に思われるのではないか」
あるいは
「相手に迷惑をかけるのではないか」。
はたまた、
「どうせ、またわかってもらえない」
そんな、あきらめや、挫折感に悩んでいる失語症当事者の方々は、少なくありません。
そうした悩みに、少しでも役立てていただきたいという思いで、岐阜県と岐阜県言語聴覚士会はこの「失語症者向け意思疎通支援事業」を進めています。
「こだまの会」という高山の大きな拠り所がなくなってしまう事は、失語症者やその当事者をとりまく方々の語らいのば、集うきっかけがなくなってしまうということでもあり、それは何とかせねばなりません。
そんな思いで、2025年3月8日(土)。
高山市民文化会館にて、失語症相談会 & 会話サロン in 高山を開催しました。
実は、昨年11月にも一度開催をしていて、それに引き続いて2度目です。


今回嬉しかったのは、「こだまの会」に参加しておられた方々が、参加してくださったことと、そして初めてこうしたサロンに参加する方と交流ができたということです。
失語症当事者、あるいはそのご家族などがまず悩まれるのは、「どこに相談していいかわからない」という事でもあります。
地域の中に、こうした会話サロンがあるという事で、情報を得るきっかけにもなります。
「気兼ねなく話せる場」の存在は大きいと話してくださる方もありました。
今回のテーマ
・高山の名物(食べ物)
・高山の名所(一度は行ってほしいところ)
など、私たちが地元民である参加者さんにいろいろと教えてもらう形でお話ができました。
そして、この会の名前を、みなさんで意見を持ち寄って決定。
この会の名前は
『赤かぶサロン』
となりました~!

知らなかったのですが、一言に「赤かぶ」といっても、いろいろな食べ方があるそうで。
漬け方もいろいろ。そんな、いろいろな味のある赤かぶを、私たち参加者の十人十色な人生や個性になぞらえて命名されました。ひびきもかわいらしくていいですね!
『さるぼぼ』との決選投票で、見事『赤かぶ』の銘を冠した当サロンを、どうぞよろしくお願いいたします♪
次回『赤かぶサロン』は、
5/18(日)10:00~12:00
の予定です。